アイスダンスの世界

高橋大輔さんがアイスダンスをやっているからだと思いますが、録画でアイスダンス競技が放映されました。アイスダンスは日本では全く人気がありませんが、とても素晴らしい競技です。今回の王者の二人のダンスを見れば、誰でもそれは納得するでしょう。もっと日本でも人気が出てくるといいと思います。

ところで、アイスダンスでも競技の途中で拍手などがありますが、まあ、この程度はいいかなと思いますが、ソロ競技では、派手な声援などがたくさんあり、ここまでくると、これはない方が全然いいと思うのです。その方が演技と音楽に集中して見ることができます。応援のつもりでしょうが、そうではなく、パフォーマンスをみんなで楽しむには、絶対に拍手や声援はない方がいいです。だいたい音楽に合わせて拍手が始まると、結構それがずれていたりするので、選手にとってはやりにくくなるはず。これでは声援ではなく妨害です。もしかするとファンクラブもあるのかもしれませんが、全ての人が自由に楽しむには、実は競技中に拍手と声援はない方がいい、と思います。そうすれば、たとえば、4回転アクセルを成功した時に思わず出てしまうであろう驚きやため息は、むしろ選手への確かな声援になるでしょう。そして、演技が終了してから大いに歓声や拍手をすればいいと思います。その時の歓声などで選手は、失敗したと思っていたのに良かった、あるいはうまくいったと思ったのにあまり良くなかったのか、などがわかります。自分の演技にそれだけ集中できるようになると思います。

まあ、勝手な意見ですが、是非、競技を勝ち負けだけでない、美しさや素晴らしさを味わう方向に行くべきであると思います。