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スポーツ観戦から [偉そうな一言]

女子バレーボール見ていて、昔の日本ー韓国戦のことを思い出しました。当時は韓国に日本は勝てませんでしたが、テレビで見ているとそれは当然だと思えるところがありました。韓国はピンチを見事にチャンスに変えるのです。レシーブがうまくいかなかった時、トスがむずかしくなり、日本だと安全策をとりますが、韓国はそういうときに、例えばクイックを使うのです。日本はまさかという感じで点を取られます。日本がやったと思った時に韓国は逆に点を取っているのでした。ピンチの時こそ、ありえないという意表をつくチャンスであり、それを失敗してもいい、ということではなく、どちらかというと、むしろピンチをチャンスに変える練習をして、積極的に戦略に取り込んでいる、と思えるほどでした。
今回のバレーボールを見ていても同じことを感じました。ピンチになると日本は安全なプレーをします。だから相手は何をしてくるかわかるので、万全に迎え撃つことができ、ブロックで点を取られます。やはり、ピンチの時にこそ、安全策を取るだけでなく、無理をしてチャンスに変えることができるのではないかと思いました。

サッカーもそうですが、テレビは客観的に全体が見えるので、結構いろいろ気がつきますが、選手側からすると、それをわかっていてやっているということになるのでしょう。余計なお世話になるのですが、しかし、見ている側は、やはり面白い試合というのは、見ているグァの予想を覆すことをしたり、この先どうなるかわからない、ということがわくわくさせます。見なくても大体内容は想像つくよ、という試合はやはりつまらないものです。

演奏でも同じようなことがあります。最初の5分間聞いただけで、あとどんな演奏になるかわかってしまうというもの。もちろん期待できる演奏ではないのです。それは下手なわけではなく、上手い場合ほどわかりやすかったりします。下手な人はどんな演奏になるか予想できないところがあるのに、上手いとブレがないからそうなるのです。そして、それが期待感にならず、わかりきったものになってしまうのです。演奏する側がパターン思考で単に楽譜通りやっているだけ、という場合もありますし、自分のうまさを見せつけるだけの演奏もそうです。こういうことは理性的判断ができるので、それしかないとあとは予想できるものになります。音楽は理性ではなく、広い意味の感情に訴えるものでなくなてはなりません。
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