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コロナ問題とは何か [社会問題]

一年経っても感染状況は悪化していて、全く収束の目処が立っていません。ワクチンができればという話もありますが、1日に接種できる数を考えたら、問題をある程度変えることができますが、日本にだけはウイルスがいる、という事態になる可能性もあります。
問題を解決する原理は極めて単純ですが、行政やその後ろの専門家の中にはわかる人は一人もいないといえます。問題解決は、まず、問題とは何かを把握します。それから、問題の主たる原因を見つけ、除去します。これが問題解決の原理です。原因を排除せず、単なる対策だけだと問題が形を変えてしまったり、大きな問題とはならなくてもずっと様々な問題として残ることになります。また、原因を見つけるためにはきちんとした問題の把握が大事で、それができれば解決への8割の段階にいると言えるくらいです。問題をきちんと把握せずにやたら対策をするのは全くずれたことをやることになり、本来の意味では無駄です。

コロナ問題の構造は単純ですぐに理解し、原因も見つけられます。あとは対策をすればいいだけです。ですから、日本では全くそれができていないのは、対策の実行が難しいというような現実の問題ではなく、それ以前の話、問題解決をできる人間が行政とその後ろの専門家に一人もいないからです。

それでは最初に、新型コロナウイルスの問題とは何か、から述べます。それは、新型コロナウイルスに感染してしまうことです。それで健康が破壊され、場合によっては死んでしまいます。感染することが問題である、ということは最初から人々にわかる極単純な話です。しかし、もう少し、考えてみると感染して終わりになるだけなら、ここまで大きな問題になりません。感染症での問題とは、感染が広がり、拡大してしまうことの方が大きな問題です。最初に生じるある程度の感染で済めば全く問題にはなりません、つまり感染拡大の方が問題です。問題は単なる感染ではなく、感染が広がり、拡大することなのです。これで問題の把握ができました。

それでは、なぜ感染が拡大するか、その原因を考えて見ます。感染は物などついたウイルスからも生じますが、それで感染し、それが拡大するのは、人や動物から人への感染です。どうしてそれが生じるのかというと、それは飲食店が営業しているからではありません。飲食店で感染したのは、営業しているからではなく、飲食店に感染者が来るからです。ではその感染者はどこで感染したのでしょうか。感染拡大の原因はこの感染者が市中にいるからです。これが原因です。当たり前じゃないか、という声が聞こえてきますが。ですから、主たる原因である感染者を見つけ、隔離することが根本的な対策となります。感染者は潜伏期間にあったりして、感染者であることは本人も周りもわかりません。検査をすることによって初めてわかります。ウイルスがいると思われる地域の市民是認、あるいは感染者と接触の可能性のある市民全員を検査することで見つけることができます。ですから、基本、原因の排除は行政と専門家によってのみ行える作業、いややるべき作業になります。

まとめると、行政と後ろの専門家は、この市中の隠れ感染者、チフスのメアリー状態の人を、接触者調査を厳密にやることによって検査で見つけること、あるいはその地域の市民全員を検査して見つけることが対策になります。現在行われているこれ以外の対策は原因とは直接関係なく、非常に無駄の多い、効果の薄いものです。しかし、それもやらないとなると感染拡大がどんどんすることは間違いありません。そして、収束をさせた国は、この原因の排除をきちんとやっていることからも、コロナ問題は、きちんと問題解決ができる人間には、現実には大変であっても単純な問題であると言えます。

日本は、感染拡大を問題にしていません。問題としているのは医療崩壊で、そのためにクラスターが生じたら対策するという、医療崩壊という問題に対してでさえも後手になる対策だけやり続けています。結局医療崩壊が起こりましたが、原因を飲食店の営業と人々の会食にして、全く問題としている医療崩壊とは直接関係ない対策になっています。

以上です。
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