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少子化が日本を救う [社会問題]

日本人は学校で、正しいとされる事柄を覚えるように教育されているので、これが考える力がついていない原因ですが、そういう行動習慣からあまり物事を理性的に考えないです。ですから、考える力をつけようとすると、原因排除ではなく、病気のように症状改善として、考える授業をすればいい、となるのですが、根本原因がなくならない限り、また別の問題として形を変えて出てくるようになります。少子化問題を症状改善ではなく、理性的に考えてみます。

少子化は問題だ、ということを頻繁に耳にするようになってからだいぶ経ちますが、実は少子化の根本原因は人口過剰です。人口過剰を多くの人が意識的、あるいは無意識的に知っており、そのために少子化を選択しているのです。ですから、このまま少子化が進めば日本は無くなる、というのは全く根拠のない考えで、いわば単なる空想です。戦後、人口が減っても日本は以前より人口は急激に多くなり、現在は過剰状態です。多くの人が日本の国の人口を増やすことをしたからです。もし人口が減って日本が無くなるとしたら、それはその時代の人々が日本は無くなっても良い、と考えるからです。おそらく、少子化を問題にする人々は、すでに現在、日本には未来はないから無くなると考えているのでしょう。単に人口という数だけで結論するとしたら、これは暇人の空論です。こういう空論を考える人と時間があるのも人口過剰があるからなのですが。トヨタの社長は、未来の人には未来のことを選択してもらう、と言っていますが、実際には、未来には核廃棄物の保管をしなければならず、壊れた地球の気象システムによる災害にも対処しなければならず、また、掘り尽くされてしまった化石燃料の下で生きなければならず、ほとんどの社会問題において、選択の余地はなくなっています。それは現在の問題なのです。

少子化は人口過剰が根本原因ですから、それがなくなれば少子化問題も解決します。しかし、その時に未来の日本は無くなった方が良い、というようなひどい社会であるならば、トヨタの社長ならこう言うでしょう、それは未来人の選択であり、未来人が選択をするのですから、日本が無くなるのは我々の問題ではありません。しかし、そういう社会になるとしたら、現在の社会が問題なのです。少子化問題を言い出したのは、自民党ですが、未来の日本に希望を持てないならば、そもそも自民党がそういう社会にしているのです。自分たちの責任を考えずに問題だと言っている、と言えます。これは現実の話です。

大きな問題は人口増加の方です。少子化含め、社会問題の多くは人口過剰に深く関係しています。例えば、必要性の低い、いや現在では必要性のない仕事が増えています。国家公務員や大都市の地方公務員、大企業を見てください。仕事もしないですむ人々が多くいます。そして、人が多くなれば、そういうところでは不要な仕事を作り、それをやらせるのです。そんな仕事はなくても誰も困らないような仕事がたくさんあります。ところが、そうなると一旦人手不足になると、大変です。そこで人手不足となり、また、人口が多いので、安賃金でも大企業には問題なく、高賃金の役人は全く問題ないのです。この皺寄せは零細企業や一部の中小企業に行き、賃金を上げることもできず、人手も不足して、本当の問題になります。しかし、根本問題は人口過剰によるものなのです。

世界中が環境問題を取り上げても、人口過剰問題を解決しなければ、解決することは不可能です。一面的に温室効果ガスを減らせ、と言っても無理なのです。人口過剰問題は現在深刻で、ほとんどこのこと自体が解決不可能になっています。つまり、人口が増えた国は、日本のように容易には減らせないのです。そして、これから発展しようとする国では、戦後の日本のように、人口そのものがキーポイントで増やさなければならないのです。このままでは場合によっては世界はとんでもないことになります。権力を持った人間が人口を減らすことを考え始めるのです。人口過剰問題が最初に言い出された時、多くの人々がそんなことは問題ではない、と馬鹿にしました。反論にもなりませんでした。その結果が現在です。それでもまたこの問題にきちんと取り組んではいません。このままでは日本でも餓死者が普通の当たり前になるでしょう。その前に人口制限をしなければなりません。それが最短で確実な解決の道です。少子化こそいい方向です。
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